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- 2021.11.06お知らせ
- 【おコメの検査】農薬未使用米の検査を確認しに行った話
ようこそ千代の亀酒造ホームページへ
ここでは蔵での日常や新商品/イベント告知等をしています。
そろそろ皆さんも新米が手に入り、すでに食べた方も多いのではないでしょうか?本来であれば新嘗祭までは新米は…との声もあります。しかし弊社では新米で醸す新酒を年内に飲んでいただきたく新米コシヒカリを使用した純米しぼりたても、もうそろそろ上槽間近ですよ。さて、それとは別に弊社には凍結酒ラインナップで使用するお米を作ってくれている農家さんがいます。条件は農薬の不使用/未使用米です。
検査はこのように行ってます
JA十日町さんが方法をまとめてくれていたので抜粋させていただきます。
【水分検査】
米は貯蔵する必要があるため、水分15%となっています。(大豆、そば、穀類は同じ)
水分が多い場合、再度乾燥してもらうか、水分過多として下位等級とするか、生産者に選択してもらいます。
※ライスタという機械を使用してゴリゴリとお米の水分量を図っています。弊社も洗米前には使用します。
【外観検査】
整粒、被害粒(これには、背白、腹白、乳心白、基部未熟、割れ、青未熟、その他未熟(充実が悪く細い米))の割合により
整粒歩合が70%以上が1等米
60%~70%未満が2等米
45%~60%未満が3等米
45%未満は規格外米となります。
【着色(むれ米、カメムシの食害による斑点米)粒】
1等米 0.1%以内
2等米 0.3%以内
3等米 0.7%以内
と厳しいものとなっています。(玄米の色彩選別機が有効な理由はこれにあります。)
※1匹でもいるとダメだよと農家さんと話をしていました。
この他に、雑草の種、異物(石、金属、木片)等それぞれ最高限度が決められているそうです。
検査をしたお米を酒米センターへ送りひと段落
検査したお米、今年は「二等米」でした。農薬未使用/不使用でこの等級はすごいんじゃないかと思います!農家さんには感謝しています。検査したお米はそのまま使用するのではなく、そこから弊社でいうと45%になるように酒米センターで搗精します。お米を削るわけですね。そして磨かれたお米が弊社に送られてからがまた新たな清酒つくりが始まります。美味しいお米から醸す凍結酒の出荷は数年後ですが、お楽しみに!
ここからはお知らせ
年に4回届く特別なお酒も間もなく募集締め切りです!
購入して酒蔵、農家さん、草木染め屋さんを応援してください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
これからも地域になくてはならない蔵を目指します。