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  2. 千代の亀酒造について

この地で300年以上
語り継がれてきた酒造り。

自然を愛し、人を愛し、蒼い地球を考えた時、企業として果たす役割は、地域の快適環境の創造であり、地元の米・地元の水・地元の空気から醸し出す酒造り、「いのちにこだわる酒造り」にこだわり続けています。
造り酒屋の中ではとても小さいものですが、ここでしかできない酒造りを目指しています。

米へのこだわり

千代の亀の代表銘柄の「銀河鉄道」「しずく酒」を
地元の農家さんとの契約栽培米で、
また農薬未使用でつくっていただいています。

創業300年を迎えるにあたり、今年から内子町小田の大塚さんご協力の下、内子町産
コシヒカリ、内子町産松山三井の生産に着手。
こちらも極力余分な農薬を使用しない減農薬栽培による米つくりを始めています。
米への理解をもっと深めるため、蔵元も田植えから参加し、
より良い酒造りへの挑戦を続けています。
また、弊社でつくるお酒に使用されるお米は、すべて特定名称酒(※1)です。

※1 清酒の要件を満たしたものうち、原料や製法が一定の基準を満たすものは、国税庁告示に定められた
特定の名称を容器又は包装に表示することができる。特定名称を表示した清酒を特定名称酒という。(Wikipedi
aより引用)

人へのこだわり

人の感覚が重要。

造られるお酒の量が限られること。
手間ひまがかかり、時間もかかる。
機械を使った大量生産ではなく、
そのときそのときの米の状態、気温など状況に応じてつくる。

槽(ふな)しぼり

千代の亀はこだわりの槽しぼり。

醪(もろみ)を袋に一枚一枚丁寧にいれて、槽に並べていきます。
圧力をそこまでかけず、丸2日かけてじっくり優しく搾るため、時間と手間は
かかりますが雑味の出ない日本酒本来の味わいを楽しめます。

水へのこだわり

小田深山を源泉として流れる小田川のほとりで

日本酒の約80%は水でできているため、当然ながら
良質な水がなければ美味しいお酒は作ることができません。
千代の亀酒造は、小田深山を源泉として流れる小田川の
ほとりに蔵をかまえ、地元でとれる綺麗でたくさんの
水を大切に使っています。

長期熟成古酒

長く熟成させることで、バランスが取れたやさしい味わいへ

熟成古酒は「甘味」「酸味」「辛味」「旨味」「苦味」が
バランスよく保たれ、深い味わいへと変化します。
料理との相性も良く、もちろんお酒単体でもお楽しみいただけます。

農薬未使用・減農薬栽培

千代の亀酒造は米づくりからこだわります。

愛媛県産、特に地元内子町産米にこだわり、
地元契約農家さんと協力し、実際に蔵人が田植えにも
参加をしながら良質な農薬未使用・減農薬栽培米をつくっています。

蔵へのこだわり

ほぼ全てのスペースに冷房設備を導入。

おいしい日本酒づくりには、衛生管理が行き届き、
低温保存でお酒にとって心地よい環境づくりが不可欠です。
千代の亀酒造では、長年の酒造りを続けてきたなかで建てられた
旧式の木造蔵ではなく、冷房設備が常時稼働し、衛生管理の行き届いた蔵で
大切に保存管理されています。
また、醪(もろみ)には常にクラシックを聞かせています。

社歴

  1. 1716年

    享保初年(1716年)亀岡久平により亀岡酒造(現千代の亀酒造)創業。
  2. 1948年

    昭和23年に合資会社となる。昭和35年、旧五十崎町に10軒あった地酒屋も、昭和45年には当社1軒になった。
  3. 1967年

    昭和42年に九代目、徹(あきら)になる。
    それまでの酒造りに対して非常に批判的で「本物をつくるべきである」との強い意志から、純米吟醸酒の製造に取り組んだ。
  4. 1985年・1987年

    九代目は取り分け生酒に力を注ぎ、昭和60年に長期熟成凍結酒「しずく酒」、昭和62年に「銀河鉄道」が生まれた。
  5. 1995年

    消費者の日本酒離れにともない、廃業の道へと進んでいたが、当時の県議会議員、岡田己宜(つぎのぶ)より
    「地域の地場産業を残さなければいけない。」との強い思いより、地元で土木建設業を営む久保興業株式会社が支援。
    経営権を委譲し、現在ではグループ会社化、合資会社から株式会社へと変更。
  6. 2008年

    カンヌ国際映画祭の公式レセプション酒として梨風(りふう)が提供される
    松山大学生とコラボレーションで「日本酒リキュール『i‐sole(アイソーレ)』」発売
  7. 2012年

    松山大学生とコラボレーション 第三弾「日本酒リキュール『i‐sole hasty(アイソーレ ハスティ)』」発売
  8. 2013年

    平成25年8月1日付けをもって、社名を「千代の亀酒造株式会社」とし、所在地を変更。
    同時に、蔵の老朽化に伴い蔵移転を実施。衛生面向上のためほぼ全てのスペースに冷房設備を導入。
  9. 2015年

    市場初となる愛媛酵母EK-7使用した商品「夏生(なつなま) 純米吟醸EK-7」「純吟火入 青亀EK-7」を発売
  10. 2016年

    そして、平成28年には創業300年を迎える。
    先代からの思いを引継ぎ、さらに地域へ貢献し、地域から愛される企業へと成長を続けて行くため、
    新商品の開発や、海外輸出など積極的かつ挑戦的な取り組みを続けている。

    なお「千代の亀」という酒名は、初代から使われており、「千代に八千代に・・・」から来ているものと思われる。
  11. 2016年以降

    文化、空間をテーマに「地域課題」を、共に解決できるパートナー連携やコラボ商品開発に注力をしはじめる。
  12. 2020年

    新型コロナウイルス感染症に伴う新しい生活様式を想像し、製造量を見直すが、地域の田園風景を残したい思いで全量を地元内子町産のお米に切り換える。

    製造責任者の定年退職に伴い新蔵人体制となる。