■研究会の活動としては?
年2回、専門家の方に来ていただいて勉強会を開いています。
■無農薬栽培というのは、具体的にどのような基準で取り組んでいますか?
3年以上農薬を使用していないほ場で完全無農薬栽培をすることです。肥料も化学肥料を極力減らし、有機肥料を主体としています。苦労する除草にも昔ながらの手押し車を使っています。
■除草ということであれば、カブトエビとかアイガモという方法もあるのでは?
もちろん試してみました。が、カブトエビを狙ってサギが苗を荒らしてしまうんです。アイガモもやってみましたが、今度はキツネやタヌキ、ハクビシンに殺されてしまうんですよ(笑)。それに、手押し車というのは土壌のガス抜きという理由もあるのです。
■無農薬で大変なことは?
簡単に言えば虫と草ですね。農薬をまくかまかないかでは、草取りの労力が余計にかかるだけなんですが、実際にやってみるとそれが5倍にも10倍にも感じてしまうんです。それに、病害虫にやられてしまうとどうしようもないです。農薬で駆除するわけにもいきませんから、虫にやられた田は刈り取って、火をつけて燃やしてしまいます。去年もだいぶやられましたよ。半分くらいは焼いたかな。それに、虫にやられてしまうと、出来たものを精米しても、ぬかの方が多くなってしまったりして。とにかく年ごとに収穫量は大きく変動しますよ。
■それくらい苦労されて、やっと美味しい酒米がとれるんですね?
あれ?酒米って食べたことないんですね。酒米は食べられない、外米よりもまずいんですよ(笑)。
■みそぎ1号、みそぎ2号という品種を開発されたとか?
いや、品種じゃないんです。品種は既存のものですが、長期間栽培を続けて、少しずつ変異していくのをチェックし、最も酒造りに適したものを選び出しているのです。
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