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 毎年、町内でいくつかの地区に別れて行われる虫送り。「田に虫がつかないように」と祈願も含めた、この地域にとっては神聖な行事である。8月21日の夜、闇に見え隠れする松明の灯りが実に幻想的な光景を作り出します。

百八灯(ひゃくはっとう)
  百八灯は、上宿間の棒ノ端の阿弥陀堂より岩本の大師堂につづく田んぼの中の道に、一定間隔で百八本の灯篭が灯されるというもの。暗闇に点々と続く灯りはとても神秘的。
 木の枠に和紙を張った灯篭には、それぞれに願い事や俳句などが書かれています。この美しい光景は、虫送りの松明の灯りと共に夏の風物詩になっています。

虫送り(むしおくり)
  昔は農薬もなく、稲の害虫は大敵でした。 そこで、各地区ごとに青竹でできた松明に点火し、念仏を唱和した後、太鼓や鉦を鳴らしながら地区内を行列で練り歩き、その火に集まってくる虫を焼いたのです。

 遠くでシャーンシャーン、ドーンドーンという音と共に近づいてくる灯りを見れば、それが虫送り。昔は遠くを行列して歩くその火を見て『狐の嫁入り』の話を思い出して怖がる子供も多かったそうです。
 ひととおり地区内を練り歩くと、行列は河原に下り、松明を焼く。焼かれた青竹が大きな音を立てて弾ける様子が印象的。

 近年では、虫送り、百八灯を題材に俳句コンクールが行われるようになったため、県内外より俳句愛好家や、見物客が集まりにぎわいを見せています。

 
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